結婚式と大自然というのは非常に相性がよく、既にリゾートウェディングなどでは周辺を雄大な自然に囲まれたチャペルで行うという方法が広く行われるようになっています。
そうした自然の中で体験するウエディングということでより専門性を高めたのが「アウトドアウエディング」という方法です。
よく似たものに「ガーデンウエディング」という敷地内の中庭を使ったテラス式の披露宴がありますが、アウトドアウエディングはさらにもう一歩踏み込みアウトドアを楽しむということがそのまま挙式の演出になっています。
アウトドアウエディングといっても方法はさまざまなので一様にこうだというものが決まっているわけではありません。
ただ「アウトドアウエディング」として挙式を受け付けているところは全国にいくつかあり、そうしたところではゲストも参加できるアウトドアを披露宴の一部とする方法がとられています。
中でも有名なのが千葉県にある「生命の森リゾート」で、首都圏最大の複合リゾート施設として施設内ではログハウスのチャペルを利用したり、バーベキューによる挙式料理を用意したりということができます。
敷地内にはプールもあるので、遠方から訪れた人たちが参列しながらリゾートを楽しむことができたりします。
キャンプやゴルフといったことも近くでできるので、よりナチュラルテイストの強いガーデンウエディングをしたいという人にもおすすめです。
また、個性的なものとしては、アウトドアの中でも海辺を選んだ方の挙式は、ケーキ入刀の代わりにスイカ割り、余興で浜辺でのだるまさんが転んだ、などアクティブさが特徴です。
参加者の方も、童心に帰って楽しむ様子が伺えてとても心に残る挙式となるようです。
アウトドアウェディングで心配なのはお天気ですが、雨の日バージョンも用意できる式場や企画会社を選ぶ事をおすすめします。
船の上で行うブライダルクルーズはそれほど珍しくないですが、過去には電車の中で行う「ブライダルトレイン」というものが運行されました。
ブライダルトレインは2013年10月14日に山手線内を貸しきる形で行われた人前式のことで、「みどりの山手線ウエディングトレイン」という名称で運行されました。
この山手線を利用したブライダルトレインの以前にも特急列車を使った列車内での披露宴が行われており、全国の電車マニアたちに広く知られるところになりました。
この好評を受けて現在も関東地域を中心に複数のトレインウエディングのプランが提供されているので、気になる人ははぜひ詳しく調べてもらいたいです。
現在ブライダルトレインとして運行されているものとして最も有名なのがリゾート電車と言われる「ブライダル踊り子」という品川から伊豆までを運行する特急列車です。
ブライダルトレインでは列車全体を貸しきることとなっており、内部で披露宴やパーティーができるようになっています。
品川駅出発なので都内で先に挙式をしてから披露宴会場として列車を使用するということもでき、かなり自由度の高いプランとしてまとまっています。
伊豆方面への特急では窓と対面するようにシートが付けられているなど展望列車としても高い評価を得ているところですが、そこに披露宴としてコース料理を提供したり余興を楽しんだりということができるので他の式場ではできないことを数多く体験できます。
また、到着する伊豆高原駅でセレモニーを行えたりと、かなり個性的で参加者の方々の記憶に残る披露宴になること間違いありません。
オプションで、生ビールサーバーの設置や、ケーキも電車の模型がついていたりと、まさに電車好きには一生思い出に残る内容といえるでしょう。
電車ファンにとって嬉しいのが、貸し切りにすることで憧れの車内アナウンスを体験出来るという事があります。
普通の列車の旅では絶対に味わえない特別感を、結婚式の形で実現出来る夢の企画といえます。
近年のブライダル業界はかなり趣向を凝らした演出や個性的なウェディングプランを提案してくれています。
中でもここ最近大人気となっているのが熊本県阿蘇郡にある「ルナ・ウェディング」という天体望遠鏡とプラネタリウムを使った「星前式」というものです。
「星前式」という言葉自体がこのルナ・ウェディング独自のものですが、神様に愛を誓う「神前式」や、集まったゲストの前で愛を誓う「人前式」のように、広大な宇宙と星に自分たちの結婚を宣言するという構成になっています。
全国には同じような星やプラネタリウムを演出に用いたウエディング施設があるのですが、このルナ・ウェディングは九州でナンバーワンとなる大きさの天体望遠鏡を有しており、そこにプラネタリウムという演出を加えることでより荘厳な雰囲気を作ることができる名所です。
施設周辺には熊本の雄大な森が広がっているので、熊本や九州を地元にする人たちだけでなく各地からこの景色を求めて訪れるケースも多くあります。
星空と結婚式というと無関係なように思えますが、演出はかなり凝っており他の方法の結婚式とは全く異なる感動があります。
実際に行われているプランでは、まずプラネタリウムに二人が結婚する日の夜空を投影し、その天空にまつわる話をしていきます。
参列するゲストたちも一緒にそうしたスクリーンと説明を受けることができるので、二人がこの日を選んだという奇跡を宇宙規模で感じることができます。
さらに九州最大の天体望遠鏡で実際の星を見ることでそうした思いはより現実的となり、一生の思い出に残るような挙式になります。
また、高田の馬場にはチャペルの天井に星空を写してそこで挙式を行うプランがあったりと、より神秘的な演出をしたい人の利用が増えています。
チャペルに映し出されるのは1000万個の星なので、普段都会の空を眺めていては味わえないような感動も参列する人に味わってもらう、おもてなしの意味もあります。
海外で結婚式をするのは芸能人や有名人だけではありません。
今や一般の人の挙式方法としても海外リゾート婚はすっかり定着をしており、複数のプランの中から自分にあったものを選ぶことができるなど選択の幅もかなり広くなっています。
海外リゾート婚の目的地は現在かなりの数になっていますが、その中でもやはり不動の人気なのが「ハワイ」です。
ハワイは元祖リゾート婚と言ってもよいほど以前から海外挙式の場所として使用されてきたところであり、式の後にそのままハネムーンに入ることができるというのも嬉しいところ。
ハワイの島内には日本人だけでなく各国から挙式をするために訪れる人達のための施設が複数作られており、大人気の「フォーシーズンズ・リゾート・フアラライ」といった施設では浜辺に設置した独特のチャペルで挙式はもちろん、ハワイでのビーチフォトウェディングやリゾート観光ができるプランも多く取り揃えがあるのも魅力的です。
中には、チャペルや本格教会での挙式と併せてきれいなビーチで写真を撮ることができるプランもあります。
◆ハワイでの格安挙式プラン満載のアメホリウェディング
お二人の予算やゲストの人数と併せて、格安でハワイ挙式が叶えられるビーチフォトプランがおすすめですよ。
また、ハワイは海外といえども日本人観光客がかなり大勢いることからそれほど高い英語力を要求されることもなく、のんびりとした時間を過ごすことができるのもいいですね。
ハワイだけでなく同じような熱帯気候のリゾートアイランドも人気があります。
高級リゾート地として世界各国からセレブも訪れている「モルディブ」や、「バリ島」「タヒチ」「サイパン」といったところにも挙式施設が数多く作られています。
これらは年間を通して過ごしやすい気候をしているということに加え、独特の風景や建物があるということからフォトウェディングの場所としても非常に人気があります。
中でも「モルディブ」はインドの南西と日本からは移動に少し時間がかかるものの、海上に浮かぶ形で設置されたコテージなど一度は泊まってみたい憧れの宿泊施設などがありハネムーンとしても最適な場所となっています。
東南アジア諸国の島々は日本から移動距離が比較短くて済むというメリットがあり、短時間で高級リゾート気分を味わうことができるところとして海外リゾート婚に広く利用されています。
リゾートアイランドとは別に海外リゾート婚の場所として人気が高いのがヨーロッパ地域です。
ヨーロッパの中でもとりわけ日本人観光客が多いのがイタリアとフランスで、中世期から残されている教会での挙式や古民家を借りきってのハウスウエディングは憧れの方法として紹介されています。
ネックとなるのは移動距離がかなり長くなってしまうということと、物価が高いために挙式にかかる費用がかなり高額になってしまうということなのですが、一生の思い出を作るということでいけば外して考えることができない場所です。
なお古い教会で式を挙げるときには、カトリック教会では先に宗教の儀式を受けなくてはいけないなど制限がつくこともあるので事前によく確認をしていった方がよいでしょう。
リゾートウェディングといえば、ハワイやグアムなどの人気のリゾートアイランドで行うのが一般的な方法でした。
しかしリゾートウェディングという挙式方法が一般的になってきたことで、ここ数年海外ではなく国内で同じようにリゾートウェディングをするという人も増えてきています。
国内リゾート婚での人気エリアはやはり沖縄で、海外のリゾートアイランド同様に美しい海と白浜を背景にして写真を撮影したりそのあとのハネムーンを過ごすことができます。
国内リゾート婚のニーズが高まってきたことにより、国内の有名観光地では少人数を招待して挙式をすることができる独自の施設を作るところもできてきました。
特に今注目となっているのが軽井沢や箱根・伊豆といった関東近県の地域で、都心部から1時間程度という好アクセスながら非現実感のある幻想的な風景が大きな魅力です。
その他にも北海道や京都など、地域の独自性を活かした挙式場づくりをしているところも多く、今や海外リゾート婚に勝るとも劣らない施設整備ができているのが現状です。
国内リゾート婚は最初から国内でやりたいと思っていた人だけでなく、最初は海外ですることを検討していたけれども最終的に国内にしたという人も見られます。
割合的には国内のみ検討した人と国内と海外の両方で検討した人は半々くらいの割合になっており、どちらにするかを考えた末に国内にしたという人がかなり多いということがわかります。
海外リゾート婚と比較したときの国内リゾート婚のメリットとしてまず挙げられるのが「移動に時間がかからない」ということです。
本州から遠い沖縄であっても2時間半~3時間くらいあれば十分に到着ができますし、関東近県なら1時間ほどで移動可能です。
仕事の関係で長く休みをとれない人にとっては、飛行機の移動だけで丸一日がつぶれてしまう場所というのはちょっと時間の使いかたとしては勿体無く感じてしまうところでしょう。
移動距離が短い分交通費も安くなるので挙式そのものにかけられる費用にも余裕ができます。
もう一つ国内リゾート婚を選ぶ大きなメリットとなるのが「招待する人の負担を軽くできる」ということです。
リゾート婚の場合、一般の式のようにご祝儀を集めるということは少なく招待する側の新郎新婦で交通費や宿泊費を負担するのが常識です。
国内リゾート婚の場合には完全に招待するのではなく一部負担をしてもらうとこともしやすく、何より年配の人にとって移動の負担を減らせるのは嬉しいところです。
言葉の通じない海外にはあまり出かけたくないという両親や祖父母も、安心できる国内の旅行ならOKということもありますからお互いにとってよりよいリゾート婚にしていくことが期待できます。
ここ近年新しい挙式方法として増えているのが「人前式」です。
人前式とは特定の宗教によらず、招待をした人たちの前で結婚するという誓いを立てる方法で挙式と披露宴を明確に区別せずにいきなり式が始まり、その中でお互いに宣誓書にサインをするといったようにして進めていきます。
実はこうした人前式というのは日本では古くから一般的に用いられてきた挙式方法で、むしろ何らかの宗教により神様に結婚の誓いをするという方法の方がつい最近になって一般的に行われてきたという流れがあります。
神様に結婚する二人を認めてもらうという概念自体がキリスト教的な考えからきているもので、現在「和装式」とされている神前式も西洋文化が入ってくるまでは行われてはいませんでした。
ですので人前式というのは正しくは完全に新しい方法というわけではなく、本来的な日本人の文化や意識として受け入れやすいものであると言えます。
人前式の場合にはゲストとして参列をお願いする人たちの宗教に気を使うこともありませんので、より多くの人から祝福を得やすいというところもメリットです。
実際に人前式を行ったカップルのほぼ100%が満足をしていると回答していることから、新たな挙式スタイルの一つとして既に定着をしていると言ってもよいでしょう。
人前式として式を行うときによく使用されるのが「ハウスウエディング」と言われる施設貸切型の方法です。
人前式では厳密に席次を決めたりせずに立食パーティーをするなど、自由な形式で行うということもよくあります。
基本的に人前式は特にこうしなければならないという決まりのないものなので、過去の事例などをもとにしながら自由に自分たちでプロスラムを作り上げていくことができるのが魅力です。
ごく一般的に行われている人前式の流れとしては、まずは新郎新婦が入場をして壇上に進み、そこで待っていた立会人のもとで結婚の誓約を行います。
誓約の方法としては夫婦となることを書面にしたものにサインをしたり、言葉で誓いを交わしたりするということがよくあります。
その後指輪の交換をしたところで立会人が結婚が成立したことを宣言します。
このときの立会人の式進行についてもあらかじめブライダルプランナーさんがもとになるものを持っていたりするのでそれを参考にさせてもらうとよいでしょう。
あとは一旦退場をしてそれから披露宴となるパーティーにうつります。
披露宴となるパーティーをそもそもしない人前式もあり、本当に自由に挙式の流れを決めることができます。