近年のブライダル業界はかなり趣向を凝らした演出や個性的なウェディングプランを提案してくれています。
中でもここ最近大人気となっているのが熊本県阿蘇郡にある「ルナ・ウェディング」という天体望遠鏡とプラネタリウムを使った「星前式」というものです。
「星前式」という言葉自体がこのルナ・ウェディング独自のものですが、神様に愛を誓う「神前式」や、集まったゲストの前で愛を誓う「人前式」のように、広大な宇宙と星に自分たちの結婚を宣言するという構成になっています。
全国には同じような星やプラネタリウムを演出に用いたウエディング施設があるのですが、このルナ・ウェディングは九州でナンバーワンとなる大きさの天体望遠鏡を有しており、そこにプラネタリウムという演出を加えることでより荘厳な雰囲気を作ることができる名所です。
施設周辺には熊本の雄大な森が広がっているので、熊本や九州を地元にする人たちだけでなく各地からこの景色を求めて訪れるケースも多くあります。
星空と結婚式というと無関係なように思えますが、演出はかなり凝っており他の方法の結婚式とは全く異なる感動があります。
実際に行われているプランでは、まずプラネタリウムに二人が結婚する日の夜空を投影し、その天空にまつわる話をしていきます。
参列するゲストたちも一緒にそうしたスクリーンと説明を受けることができるので、二人がこの日を選んだという奇跡を宇宙規模で感じることができます。
さらに九州最大の天体望遠鏡で実際の星を見ることでそうした思いはより現実的となり、一生の思い出に残るような挙式になります。
また、高田の馬場にはチャペルの天井に星空を写してそこで挙式を行うプランがあったりと、より神秘的な演出をしたい人の利用が増えています。
チャペルに映し出されるのは1000万個の星なので、普段都会の空を眺めていては味わえないような感動も参列する人に味わってもらう、おもてなしの意味もあります。
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